ISBN:4888489130 単行本 本山 美彦 ナカニシヤ出版 2004/10 ¥2,100

やってみる。

まだ1章しか読んでないですが、さすがに我らが神様が書いた本はすごいです。題名通り、戦争が民営化されてるよっていうのを書いてる本です。アメリカをいろんな角度から批判してくれる方なのですが、今回は軍事面からいってくれました。それで最近うちの先生(弟子)が似たようなことを言い出したのか。実例であげてあるのも結構とっつきやすいように、最近のイラク情勢から入ります。

1章だけ簡単に要約すると、
PMC(Private Military Companies)っていうのが最近はやってきて、戦争するたびにこいつらが技術提供なり、人員提供なりで戦争に参加するようになった。これは、ネオリベラル化とかいって、日本でいう官から民へっていうやつの一環だそうです。で、軍事の民営化でコストの削減を図ろうという建前で軍隊も民営化されつつある。(実際コストは減ってないよと神様)PMCはそもそもどっかの条約かなんかで違反してたんだけど、そこはアメリカ、ちゃんといつの間にか違反じゃなくして国ぐるみで利用してます。で、LOGCAPってのが、アメリカで成立したのをきっかけに、さらにひどいことに。LOGCAPっていうのは米軍兵站文民統合プログラムだそうです。これが戦争の民営化を正当化する直接の根拠になったっぽいです。どんなかというと、要は米軍が必要なもんを全部用意する企業(PMC) を1個決めますっていうもんです。ゼネコンみたいなもんかな。これでめでたく企業が戦争に参加できるようになりました。結果はというと、戦争が長引いたり、PMCが費用を過剰請求したり、とにかくロクなもんじゃないよ。もちろん、アメリカ国内にもそれをとがめる機関があって、そこが今がんばってるみたいです。
で、何がいけないかというと、利益目的で戦争起こす連中がいて、その裏側で何倍もの人々が犠牲になってるってことです。ここで思い出すのがFFTのアルガスが言った「家畜に神はいない」なわけです。しかも悪いことに、その悪行がいろんな方法で、隠蔽やら改ざんやらされて、ブッシュのおっさんとかがどんなことをやらかしてるのかほとんどみんなが知らない。まあ、ここで教育云々と言われるらしいわけですが、それはおいといて、こういう流れってのはとりあえず、アメリカの一極体制が続いている限りは続くんではなかろうかと仰せられております。
もちろん、アメリカの一極体制ってのは延々続くわけではないので、終わったら、PMCもなくなっていくだろうとのこと。

あまりにも適当な上、いろいろ捻じ曲がっているので、詳しく知りたい人は是非読んでみましょう。

今日のレポート割り当てで率先してくらいにいくつもりなので、当たったら、まともなやつを晒します。

そういえば、最近、MOでもブッシュやらケリーやらといってますが、もう30日切ってますね、大統領戦。
もともとブッシュが頭悪くて、英語が苦手だってのはきいてましたが、無線機で公開討論をやりぬくとはな。もちろんこれもマスコミが言ってたので鵜呑みにするわけにはいきませんが、話としては面白いのでこれを信じる事にします。ケリーのおっさんもどうでもいいですが(-_-)

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